SUMMER SONIC 08
SUMMER SONIC 08  
8月10日(日)のみ

THE TING TINGS の後半あたりからスタート。
曲はいまいち展開しないけど、見ていて楽しいパフォーマンス。
それからLATE OF THE PIER、ちょっとPOLYSICS、THE TEENAGERS。
ライブで聴くと、CDで聴いても普通だったバンドが、意外に良かったり(LATE OF THE PIER)、
逆に楽しみにしてたのが案外、大味でつまらなかったり(THE TEENAGERS)。
LATE OF THE PIER は音もパフォーマンスもビジュアルも、凄く良かった。
骨太な演奏に差し挟まれる、間抜けなシンセサイザー。そのバランスが凄い。
あと、変な踊り。初期のMAXIMO PARKを彷彿とさせるような。
一旦休憩して、SUPER FARRY ANIMALS。
流石の引力。音がぐいぐい引き込んでくる。
友達はJUSTICE へ行ってくるというので、見送る。
私もスーファリ後、合流。充実の音に満たされる。踊る。
ご飯を食べつつ、マリンスタジアムへ移動。
メッセの中は空調で涼しかったけど、外はやはり暑い。
スタジアムは、ALICIA KEYS の真っ最中。
なんか、音も本人も美しすぎて、M-TVを観ているような感じ。
ビジョンに映るアリシアの完璧なヘアメイクに見惚れる。
そして、COLDPLAY。
「Life In Technicolor」から始まる。新アルバムからかなり出しつつ、定番の名曲、
のみならずジムノペディやSMAPの「世界に一つだけの花」までも。
このサービス精神。いい人だなあ。
アリーナの真中のステージまで出てきて演奏、
それからアリシア・キーズを呼び出して「クロックス」を。
あのキラキラしたピアノのリフレインをアリシアが弾いて、マーティンが歌った。
素晴らしかった。ずっと音が体に響いていた。

Viva la VidaViva la Vida
(2008/06/17)
Coldplay

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しかしフェスでのビールはどうしてこんなに美味しいのか。
いくらでも飲めそうな気がする。
サマソニはフジロックなんかと比べて格段に快適なので、わりと気楽に参加できて、
社会人には嬉しいんだけど、やっぱり私はフジの方が好きかな…。
木陰で昼寝しつつ、遠くのステージの音を聴いているような時間。
天候次第では凄く過酷にもなり得るのだけど。
2008-08-12 15:45 | 音楽 | Comment(1) | Trackback(0)
グレン・グールドのゴルトベルク。
シェプキンのゴルトベルクのリサイタルは素晴らしかった。
けれど、ここしばらくグールドばかり聴いていると、
やっぱりシェプキンは装飾的すぎる、と思ったりする。
勝手なものである。

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
(2004/11/17)
グールド(グレン)

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これは晩年の方の録音。唸り声が凄い。

静かに、寂しい溜め息のように始まるアリア。
流されず、ひとつひとつ重ねられてゆく音。
音が落ちて、上昇して、広がって…、
気のおけぬ語らいのような、緻密な対話のような、
孤独な問いかけのような、堂々たる演説のような、
そういう様々の音が全てクリアな音符で提示される。
ささやきさえもクリアに。

素晴らしい技巧に気を取られる間もなく、あっけない程に、
入り組んだ旋律をこなしてゆく。
全楽章を通して弾いて、1時間かからないのだ。
グールドの硬質の音は結晶めいている。
自然の理のように、必然性をもって響く。その純度。

グールドはこの曲を完全に「知っている」のだなあ。

2008-07-14 08:26 | 音楽 | Comment(0) | Trackback(0)
「セルゲイ・シェプキン ゴルトベルク変奏曲」@すみだトリフォニーホール
「シェプキン・アンコール
 セルゲイ・シェプキン ゴルトベルク変奏曲」
すみだトリフォニーホールにて 6月24日(火)19:00開演


J.S.バッハ
「イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971」(1734年)
「パルティータ第2番 ハ短調 BWV826」(1727年)
「ゴルトベルク変奏曲 BWV988」(1741-2年)

ロシア系アメリカ人、セルゲイ・シェプキン。
昨年の同会場でのコンサートの大成功を踏まえてのアンコール来日。
1985年にサンクトペテルブルグ音楽院を主席で卒業、
1993年のニューヨークはカーネギーホールでのデビュー以来、高い評価を得続けている。
数々のコンクールで受賞、中でもバッハの卓越した解釈、演奏に定評があり、
グレン・グールドに比される程である。


スタートのイタリア協奏曲の華やかで楽しげなこと。
特に第3楽章。聴衆をしっかりと掴んで引き込む。
パルティータ、悲壮な雰囲気で始まり、じんわりと染みてきて、ラストは堂々と。

インターミッションの後、長い、長いゴルトベルクが始まる。
30もの変奏がひたすらに積まれていく。
ゴルトベルクだと、私の頭の中にはひとまずグールドの演奏がある。
そればっかり聴いてきたので。
背後にグールドが居て、シェプキンを聴いている。変な感じだ。
しかし、やがてそれも気にならなくなる。
非常に初歩的な感想だが、違う演奏家の演奏を聴く面白さを実感した。
グールドのストイックさとはまた違った、華やかな音。ロマンチック。
ペダルを踏み込んで響かせる和音、装飾的なトリル。
丹念にたたみ掛け、音が詰め込まれていく、そして満ちる。

もともと2つの鍵盤を持つチェンバロのための曲なので、
両手を交差させたり、手は忙しなく、かなりの技量を必要とするが
ドラマティックに奏でながらも、破綻なく、シェプキンの上体は殆ど動かない。
職人的な高潔さを感じさせる佇まい。
小さなホールで、彼の手の動きだけがひらひらしている。

途中、少し危うく感じられるところもあった。
凄い緊張感。奏者はもちろんだろうが聴衆も物凄い集中と緊張を強いられる。
時間は一時間以上。最後、主題が繰り返され、曲頭へ回帰。
懐かしいアリアが奏でられる。
惜しむように、ああ、終わる。と思うと同時に、やっと終わった、と思う。

アンコールなどあり得ない。この後に何を弾いても蛇足だろう。
もう胸がいっぱいで入らない。
案の定、シェプキンは割れるような拍手に何度も出ては来たが、
再びピアノの前に座ることはなかった。

schepkin
その後、ロビーに出てきてサインに応じていた。
2008-06-25 08:21 | 音楽 | Comment(0) | Trackback(0)
ハイドシェック ピアノ・リサイタル@サントリーホール
来日40周年記念 エリック・ハイドシェック ピアノ・リサイタル
“ハイドシェックのベートーヴェン”

2008年6月6日(金)19:00開演
サントリーホール 大ホールにて

ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13 「悲愴」
自作の主題による6つの変奏曲 ヘ長調 op.34
6つのバガテル op.126
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110


サントリーホール、19時。
登場したハイドシェック、歩いてくる様子は、ちょっとよろよろしてる。72歳。
ピアノの前に座る。8番から。
こう、スタイリッシュなタイプの演奏家だと思っていたのですが、
全体に、とても柔らかい。慈愛みたいなものがじんわりと伝わってくる円熟した演奏。
…とは言え、ミスタッチ?と思われる音の変な濁りは時折。
テクニックを超えた円熟。良い意味で。
良い意味で、おじいちゃんが弾いてるなーという感じ。
演奏にキレは無い。辛く言えば耄碌しているんだけど、
このくらいの耄碌ぐらい何さ、と思わせる力がある。
「思い出」とか「回想」とか、そういう人生の最終段階にじんわり味わう感触。

休憩を挟み、バガテルから。
バガテルは変化に富んでいて、音がきらきらしていて楽しかった。
弾いてる本人もすごーく楽しそうでした。
最後のソナタ、31番はちょっと退屈だったり危なっかしかったり。
なんだけど、不思議とふくふくとした、ゆとりのある後味。

そしてアンコール。
最初モーツァルトのソナタ、それからシューマンのトロイメライ、鳴り止まない拍手、
ドビュッシーの子守唄がきて、おやすみ〜という流れでお仕舞いかな、と思っていたら
またピアノの前に座る!
弾き始めたと思ったら、あれ?わかんなくなっちゃった、みたいなことを言って、
もう一回、それでもまた止まってしまい、違うのにするよと呟く。気まま。
会場は非常にあたたかい雰囲気で、拍手で迎えます。
ここは本当に大ホールなのかと思うような雰囲気。会場が一体になっている。
そして気を取り直して弾き始めたバッハのコンチェルト、素敵だった。
これは本当に、涙が出そうなくらい美しかった。
また出てきて、ドビュッシー、今度は子供の羊飼い。優しい音色。
まさかと思ったらもう1曲、ラストはシューマン。子供の情景の1番。
本当に、これでお仕舞い。
それでも拍手は鳴り止まず、客席のあっちこっちへ、
オケ用の段々に上がったりしながら、万遍なくキスを送るマエストロ。
本当に、嬉しそうだった。
70年もピアノを弾いてきて、極東の国へやってきて、こんなに愛されている。
良い人生ですねえ、とほっこりした気持ちにさせられる。

それにしてもアンコールが6曲。凄いなあ。
3曲目くらいまでは「大御所なのにサービス良いな…」と思っていたけれど、
6曲まで来ると、なんというか、大御所故の自由さだなと思い直す。
この、会場を全部まるめこんでしまう力は何だ。
ミスタッチ、時折の緩み、そして演奏ストップ、やり直し。
そんなものは物ともせず、「さあ、皆さんに僕のピアノを聴かせるよ!」という
極めてシンプル、だけど豊かなものをいっぱい孕んだ、幸せな時間を作り出した。

cd

プラチナ席購入者には、プレゼント付。
マエストロのメッセージ付、自作曲「ラ・マルセイエーズによる変奏曲」を収録した非買品CD。
2008-06-09 08:52 | 音楽 | Comment(0) | Trackback(0)
ゆらゆら帝国LIVE2007@渋谷AX
ゆらゆら帝国LIVE2007
12月17日(月)
SHIBUYA AXにて

オープニングは「おはようまだやろう」。
「なんとなく夢を」が続き、美声と歌詞に酔う。メロウ。
音に包まれてじんわりと場があたたまってゆく。
「できない」が続き、そして次の「あえて抵抗しない」で何かごそごそしてると思ったら
坂本さんの両手には、予想外のマラカス。
頭を揺らしてマラカスを操る坂本さんに倒れそうになる。
物凄く真剣にひたむきにマラカスを振る坂本さん。
おかしくて嬉しくて笑ってしまう。セクシー。
「美しい」「学校へ行ってきます 」「3×3×3」繋げて来る。
3人の音の遣り取りが容赦なくて凄い。
この3人は本当に妖怪だ。妖怪の言葉を喋っている。
ギターがギュイーンと唸って遠くへ連れ去ってくれるような、
ああライブ来てよかった、と思う。

「ひとりぼっちの人工衛星」「2005年世界旅行」切ない。
「侵入」「無い!!」だったかな?多分。が続いて、「空洞」。
この曲は本当に胸が空っぽになる感覚を思い出させる。
ぼんやり自分の中に潜っていってしまう。
そんなぼやぼやしていると、連れ戻すようにして
「急所」「貫通前」「夜行性の生き物3人組」「ロボットです」が続いて燃焼。
最後の「星になれた」では、
ああ満足だ、ありがとうという気持ち。
しかし最後までよく力強い美声が続く。

相変わらずMCはほぼ無く、音楽がコミュニケーションだなあと思う。
どうだどうだと語りかけてくる。濃密でした。
2007-12-18 08:43 | 音楽 | Comment(0) | Trackback(0)
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